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コロナ禍でのドイツ留学準備☆大学生編

私は夏の間はコロナは少し落ち着き、また秋頃に感染者が増えていくのでは・・・と考えていましたが、まさかこの夏に第2波がやってくるとは想像もしていませんでした。

このまま秋から冬にかけて一体どうなってしまうのか。。。と不安ですね。


冬学期入学のための入試はドイツでは6~7月に行われます。

今年はほとんどの大学が6月に第1次審査的にオンライン入試を行い、通過者が9月に大学で演奏するという形式をとったようです。



残念ながら現在日本からドイツへの入国は限定されています。

観光ビザでの入国は難しく、現地に家族や親戚が在住していたり、すでに長期滞在のビザを持っている人のみしか入国ができないそうです。

そうなると・・・受験のために入国するのは簡単ではなさそうです。。。


来年2月入試を考えておられる生徒さんが3人いらっしゃるので、私も注意しながら情報を集めています。


このような事態・・・留学準備も以前よりかなり慎重に行う必要があります。

これからドイツ留学を考えておられる方の参考になれば・・・と思い、現在の私の考えをまとめておきたいと思います。



まずは現在大学生・院生・卒業された方々についてから。

本来ならば国内外で講習会やセミナーに参加し、師事したい先生探しをします。

この夏休みにヨーロッパに飛び、講習会に参加しようと考えておられた方はたくさんいらっしゃったと思います。

ご自分が参加することは出来なかったかもしれませんが、まずは色々な先生の情報をインターネットで探しましょう。

HPを持っておられたり、演奏動画をYouTubeなどで視聴できる場合もあります。


ある程度志望する大学を絞ることができたら、語学の準備を始めましょう。

大学を卒業してからドイツで語学の勉強をしよう!と考えていた方は・・・難しいかもしれません!

このコロナが落ち着くであろう数年間は今のような状態の繰り返しだと思います。

語学学校も対面レッスンは難しく、例えドイツに住んでいてもオンラインレッスンのみ開講ということも考えられます。

そして入試も毎年行われるとも限らないと思います。

もしかしたら貴重な入試になるかもしれないのに、語学証明を提出できず不合格になってしまったら・・・もったいないと思いませんか?

なかなか皆さんに伝わりませんが、大学で学ぶドイツ語の授業のみでは多くのドイツの音楽大学が要求している語学証明になる試験(B1)に合格するのは正直難しく、更に上のB2は残念ながら不可能かと思います。


大学4年間の過ごし方は留学するためにとても重要な時間です。


*1年・2年生ー出来るだけ必要な大学の単位を早く取ってしまいましょう。

ドイツ語を週1回程度始めましょう。


*3年生ー先生探しなど留学準備を始めましょう。

可能であれば講習会やセミナーに参加し、ドイツ語でレッスンを受けましょう。

ドイツ語は週2回程度で少し集中して学び、A2試験を受験しましょう。


*4年生ーコンクールなどにも挑戦し、ドイツ入試のための曲も視野に入れ、卒業試験に備えましょう。

ドイツ語は週2回程度、B1試験のために準備をしましょう。


院生の方は1年次に3年生、2年次に4年生のように準備を進めましょう。


卒業されている方は・・・かなり厳しいです!!!

まずは絶対にドイツ語を集中してお勉強してください。

ドイツで語学学校に通うことが難しい現在、渡独できるようになるまで待っていようとぐずぐずしていると留学のチャンスを逃してしまいます。

来月渡独できるかもしれません、もしくは今年中は無理かもしれません。

誰にもわからないことなので、今できること、日本にいながらしっかりとドイツ語のお勉強を始めましょう!


以前とは状況が違ってきています。

私もそうですが、留学していた方々の話は参考になっても、このコロナ禍では同じようにはならないのではないでしょうか。

自分自身で留学の道を切り開いていくことがピンチをチャンスに変えられると思います!


次回は高校生の皆さんの留学計画について書きたいと思います。



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